よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑(大野萌子著)

 正月の出来事

よう、正月は甘いもん食い過ぎなかったか❓張飛だ❗

 今日は少し前置きが長くなるが我慢して読んでみてくれ。

正月にテレビを見ていたら、そこには必死に走ってる奴らが映し出されていた。その必死の形相を見るにおそらく、敵兵に追われて逃げているんだろう。

しばらくすると、そいつらは山を登り始めたんだ。俺は思わず「止めろ❗山上に逃げ込むのは危険だ❗」そう叫んだ。なぜなら、山上だと飲み水を確保するのが難しくなるからだ。街亭の戦いの時の、馬謖の二の舞になってしまう・・・。

そんな俺の叫びも空しく次々と、そいつらは山を登っていく。王平のように止めようとする奴すらいない。そして、山上で待っていた仲間と合流し、山上に陣を構えた。

その日の夜、俺はそいつらの事を思うとなかなか寝られなかった。見たところまだ若いそいつらには、家族や恋人もいるだろう。無事、愛する人達の元へ帰れるんだろうか・・・。

なんとか寝ようとして、横になったんだが孔明があの時見せた涙が思い出されて、余計に寝れなくなってしまった。そして、気が遠くなるほど長い夜が明けた・・・。

俺は急いでテレビの前に座り、スイッチをつけた。すると、昨日山上に陣取っていた奴らが急いで来た道を下りていく。「よし❗それでいいんだ❗」奴ら自分たちの置かれている危険に気づいたんだろう。俺は手を叩いて喜んだ。しかし、まだ油断はできない。

そうこうするうちに、奴らは全員山を下りることができた。ただ、皆力尽きたのか、肩に引っ掛けていた細長い布のような物を仲間に託して倒れこんでしまう。(倒れこんだ奴らは、別の仲間が助け出していた。俺は少し安心した)

それを見て俺はピンと来た。あの布には、献帝の密旨が縫い込まれているにちがいねえ。そして、その内容は「曹操を討伐せよ」というもので、それに気づいた勘のいい曹操が密旨を奪おうとして、追っ手をこいつらに向かわせているんだ❗

俺の中で、すべての点が線となって一つにつながった。俺は、テレビに釘付けになり飯を食うのも忘れて祈るような思いで見ていた。

そして、曹操からの追撃を逃れ、ついに多くの仲間が待っていた陣地に飛び込むように帰ってきた❗感動のあまり、俺は一人テレビの前で泣いていた。本当に良かった・・・。

後で知ったんだが、テレビに映っていた山の名前は「はこね」というらしい。若いあいつらにとって生涯忘れられない山になったことだろう・・・。

前置きが長くなってしまったが、今日もおすすめの本を紹介するぞ❗

職場での人間関係や、家庭での親子関係を良くする「言い方」の本

こんな奴におすすめ❗

  • 職場での人間関係に困っている奴
  • 家庭での子供への声かけの仕方に困っている奴

本の概要

かなり人気の本みたいで、30万部を突破している。著者は、企業内カウンセラーとして長年、たくさんの人の相談にのってきたらしい。

この本では、「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に言いかえるパターンを、様々な例を挙げて解説していて、主に職場での言い方について紹介している。

例えば、何かをお願いする時に「それはしないでください」と言うのではなくて、「それはこうしてください」とお願いする方がいいと著者は書いている。

理由については、こう書いている。

人は「否定形で指示される」よりも「肯定形で依頼される」ほうが、受けとめやすくなります。

出典:よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑(大野萌子著)株式会社サンマーク出版

こんな感じで言い換えるパターンと、なぜそう言いかえた方がいいのか、という理由まで詳しく書かれている。

また、職場での言い方以外にも、家庭での子供への声かけの仕方も書かれている。これは第14章だけだからページ数は少ないが、内容はかなり濃いから必ず役に立つと思う。俺も張苞を育てる時に、もっとましな言い方をすれば良かったと反省させられたぜ。

まとめ

この本で著者が一貫して言っているのは、相手の気持ちが前向きになるような「プラス言葉」を使うことの大切さだ。この本を読めば、プラス言葉の達人になれるだろう。

最後に一言

おまえの友達に若くして眉毛が白い奴はいるか❓もし、いたとしたら困った時はそいつにアドバイスを求めてみてもいいかもな。

 

きっと、いいアドバイスをくれると思うぜ・・・。

 

じゃあな。

 

 

 

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