よう、元気か❓張飛だ❗
突然だが、今日は始めにおまえをミステリーゾーンへ案内する。
この看板の先にミステリーゾーンがある。それがここだ❗
一見、普通の坂道だが、おまえはこの坂道は「下り坂」か「上り坂」かと聞かれたら、どう答える❓
そう、「下り坂」と思うよな。だが、実際はこの坂は 「上り坂」 になっているんだ。
実際に、この坂を歩いてみたんだが不思議な感覚になる。この坂の先に見えてる、急な上り坂があることなどによって起こる目の錯覚らしい。
ちなみに、この坂を越えて今度は逆から撮った写真がこれだ。
写真の真ん中に小さく写ってる「上り坂」に見える坂は、実際は「下り坂」だ。さっきとは逆の錯覚だ。
この坂は「ミステリー坂」と呼ばれていて、香川県高松市の屋島という所にある。気になる奴はググってみてくれ。
じゃあ、今日もおすすめの本を紹介するぞ❗
天才詩人 「金子みすゞ」の事がわかる本
こんな奴におすすめ❗
- 金子みすゞの詩や生涯について知りたい奴
- 詩に興味があるが何から読んでいいかわからない奴
概要
この本は、大正中期から昭和初期にかけて活躍した詩人金子みすゞの傑作詩と、その生涯について書かれている。NHKの100分de名著という番組のテキストだ。
金子みすゞの名前を知らないという奴も、「こだまでしょうか」という詩を聞いたことはあるんじゃねえかな。東日本大震災が起きた時に、商業広告の代わりにACジャパンのCMとして放送された詩だ。
こだまでしょうか
金子みすゞ
「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。
『さみしい王女』
「NHK 100分 de 名著「金子みすゞ詩集」2022年1月」(松本侑子編)NHK出版
俺もこの詩で初めて、彼女の事を知った。そして、彼女の作った他の詩を読んで、一番衝撃を受けたのが「大漁」という詩だ。
大漁
金子みすゞ
朝焼小焼だ 大漁だ。 大羽鰮の 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の 鰮のとむらい するだろう。
「NHK 100分 de 名著「金子みすゞ詩集」2022年1月」(松本侑子編)NHK出版
海の中のイワシの悲しみを詠った詩人は今までいなかっただろう。金子みすゞは、本当の天才詩人だ。
この本はテレビのテキストだから、第1回から第4回で成り立っている。
第1回では、童謡詩が誕生した背景や金子みすゞが故郷の仙崎で住んでいた頃について書かれている。また、初期の名作も紹介されてる。
第2回では、金子みすゞが下関に引っ越して、童謡詩を書き始めた頃の状況や、彼女の詩の特徴が傑作詩と共に解説されている。
第3回では、金子みすゞの詩集を出せない苦悩や、私生活の苦悩、そして自ら命を絶つまでが書かれている。
第4回では、金子みすゞの没後、童謡が復活していく背景や、金子みすゞ全集の刊行からみすゞブームが到来するまでが書かれている。
まとめ
金子みすゞの生涯はわずか26年だ。当時は一冊も詩集が出版されず、初の本格詩集として「金子みすゞ全集」が発行されたのは没後半世紀を過ぎてからだった。
そんな彼女の詩が21世紀を生きる人達の胸に響くのは、彼女が様々な苦悩と戦いながら命がけで生きていたからだと思う。そこから、目に見えないものの大切さに思いが至ったり、弱いものへの優しさが生まれて、深い哲学を秘めた素晴らしい詩が生まれた。そういう詩だからこそ、時代が全く違う今でも俺達の心を掴んで離さないんだろう。
最後に
これは、孔明から聞いた「不思議な子供」の話だ。
その子供は裸で、毛は前髪が生えているだけ。全身、ヌルヌルしてる。いつも前から、全力で走ってくる。そいつを捕まえるためには、前からきた時に急いで前髪をつかむしかない。通り過ぎたら、後の祭り。前髪しか生えてないし、全身ヌルヌルだからもう捕まえることはできない。誰でも、人生で何度かそいつに会えるそうだ。名前はあるのかって❓
「チャンスくん」だ。
じゃあな。
(次回は4月3日(日)に更新予定)
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