よう、短歌詠んでるか❓張飛だ❗
今日は、最初に俺の詠んだ短歌が10月22日(土)の日本経済新聞の、日経歌壇 (穂村弘選)に掲載されたから、紹介させてくれ❗これだ❗
石井啄也というペンネームで掲載されているのが、俺の短歌だ。
俺はある時、想像してみた。もし、「無意味だと言われる事をする会」という会が結成されたら、どんな事をするだろう、と。
「無意味だと言われる事をする会」の結成記念会見には、マスコミ達が押し寄せ、固唾を飲んで会長の言葉を待つ。
会長は「本日、「無意味だと言われる事をする会」を結成致します」と言った後に、こう叫ぶ。「そして、只今をもちまして解散致します!」
会場は、騒然となって怒号が飛び交う。「すぐ解散するなら、なんで俺達を呼んだんだ!」「こんな事、無意味じゃねえか!・・・、え、無意味・・・、もしかして・・・」一人の記者がある事に気づく。結成直後に解散した、それこそが「無意味だと言われる事」なんだと。
会場は一転して万雷の拍手につつまれる。そして会長は、いや、元会長は爽やかな笑顔を見せて会場を去る。
そんな俺の想像を短歌にしてみたんだ。嬉しいことに、選者はコメントもくれている。
掲載してくれたうえに、コメントまでくれた選者に心から感謝したい。
それと、もう一つ嬉しいことがあったから紹介させてほしい。現代歌人協会が主催した第51回全国短歌大会に俺の短歌が佳作として入選していたんだ。
先日、選歌集が届いた。そして、佳作となった短歌はこれだ❗(赤い傍線を引いている短歌)
スマホのカメラ機能などで撮った写真として残っている思い出もあるが、自分の心の中に鮮明に残っている思い出もある。それと、「まばたき」ってカメラのシャッターを切る瞬間に似てるな、と感じた。
そんな思いを短歌にしてみたんだ。俺の短歌を選んでくれた選者に心から感謝したい。
また、俺の短歌が掲載される事があれば、このブログでも紹介したい。
じゃあ、今日もおすすめの本を紹介するぞ❗
とても分かりやすい短歌の入門書
こんな奴におすすめ❗
- これから、短歌を作りたいと思っている奴
- 文語だけの短歌、若しくは、文語と口語の両方を混ぜた短歌を作りたいと思っている奴
- プロの歌人の創作過程を知りたい奴
概要
著者は歌人の横山未来子。先述した、全国短歌大会の選者の中の一人でもある。(但し、来年以降は変わる可能性もある)
先日、本屋に歌集を買いに行った時に、たまたま見つけた本だ。少し読んでみるだけのつもりだったんだが、内容があまりにも素晴らしくて思わず買ってしまった。
1章 短歌の基本を知りましょう、では短歌の基本のルールが紹介されている。
1章で、特に勉強になったのは、口語と文語の違いについて書かれていた箇所だ。
口語の短歌は作りやすいが気をつけないと説明的になりがち、とか、文語は格調のある雰囲気になる、とか今まで意識してなかった事が書かれていてとても参考になった。
文語だけで作るのは俺には難しそうだが、口語に文語を混ぜた短歌も今後、作っていきたい。
2章 短歌を詠んでみましょう、では短歌をつくるためのコツや、より深く学ぶための方法を紹介している。
2章で特に勉強になったのは、説明的な表現は避けましょう、という箇所だ。
説明と描写の違いについて2つの文章を比べて分かりやすく解説してくれている。それは次のAとBの文章だ。
A 小学生の男の子が下校途中で猫をかわいがっている。
B ランドセルを背負った男の子が、夕暮れの道で猫をなでている。
どうでしょう、印象がずいぶん違いますね。Aは事実をそのまま説明した文章ですが、Bは場面の描写になっている文章です。
「のんびり読んで、すんなり身につくいちばんやさしい短歌」横山未来子著(日本文芸社)
Aは、「小学生」「下校途中」という言葉そのもので状況を説明しているが、Bは場面をスケッチするように具体的に描写されている。
俺も今後、短歌を作る時に気をつけねえとな。
この章では、他にも 連作のつくりかた、歌集のつくりかたなど、本格的に短歌を作り始めた人にとって気になる事も紹介されている。
3章 短歌を鑑賞しましょう、では短歌の鑑賞の仕方を紹介している。
この章で特に、参考になったのは、著者自身の創作過程が書かれている箇所だ。
題材にできそうなことはすべてメモに残す(ほぼ5音か7音の短歌の断片のようなもの)、外に出かけて自然に目を向ける、創作中は電子辞書を手元において、少しでも不安があることは調べる、などとても具体的でためになる。
4章 添削から学びましょう、ではこれまでの章で学んだ事を添削の実例を見ながら、実践的に復習する。
一例を挙げてみる。
原作 飲み終えた缶コーヒーが手の中でゆっくり冷えて秋の夕暮れ
添削例 飲み終えた缶コーヒーが手の中でゆっくり冷えて秋の日の暮る
解説 缶のホットコーヒーが冷めていく感覚をあらわした秋らしい一首です。「秋の夕暮れ」と名詞でおさめるよりも、動詞でおさめたほうが冷えてゆく経過とあうと思います。
「のんびり読んで、すんなり身につくいちばんやさしい短歌」横山未来子著(日本文芸社)
動詞でおさめた時と、名詞でおさめた時の短歌の雰囲気というのは、今まであまり考えたことがなかったからとても参考になった。
これ以外にも、とてもためになる添削例ばかりだ。
まとめ
短歌の基本から、著者自身の創作過程まで、とても分かりやすく解説されている。短歌の創作をこれから、始めようとしている奴はもちろん、本格的に短歌作りを始めた奴にもおすすめできる短歌入門書だ。
最後に
この前、関羽が俺に出した問題をお前にも考えてもらいたい。
鮪(まぐろ)、鮭(しゃけ)、鯨(くじら)、鰹(かつお)。このうち、白身魚はどれかわかるだろうか?答えは、
鮭(しゃけ)だ。
エサの影響で赤い身になっているが分類上は、白身魚らしい。
じゃあな。
(次回は11月13日(日)に更新予定)
張飛さん
日経歌壇&全国短歌大会W受賞おめでとうございます!
日経歌壇の短歌は、とてもユーモアたっぷりの歌でしたね♪
少し世相を風刺するような、疾走感を感じる作品でした
三国志とは関係はないでしょーか
カメラの歌もほのぼの心があたたかくなる素敵な歌ですね~
戦いの合間の、心のシャッターで記憶する癒しのひとときのような感じ
5音か7音の短歌の断片を集めるのはいつでもどこでもできそうなので
取りためておこうかと思いました!
関羽さんのクイズはためになります☆
ベルガモット、ブログにもコメントをくれて本当にありがとよ!気付くのが遅くなって申し訳ねえ!
三国志とは関係なくて、完全に俺の空想を短歌にしてみたんだ。良く考えたら解散するのが一番無意味かなぁ、って。こういう短歌も楽しいなぁ。
ただ、一歩間違えると意味不明な短歌になりそうで推敲に悩んだから、掲載してもらえて本当に嬉しかったよ!
カメラの歌は、小学校くらいの時のなんでもない情景とかが、なぜか写真みたいに心に残っていてそこから考えていったんだ。心があたたかくなると言ってくれて、凄く嬉しいぜ!
5音や7音の言葉とか、テレビから流れてきた聞き慣れない言葉とか、俺もメモしていきたいと思ってる!
関羽には、クイズがためになったって伝えとくぜ!きっと喜ぶよ!