天才による凡人のための短歌教室(木下龍也著)

よう、兄弟仁義聴いてるか❓張飛だ❗

今日は、おすすめの本の前に、1つおすすめのYoutube動画を紹介したい。柳沢慎吾という俳優が、学生時代の平馬先輩という先輩のモノマネをしている動画だ。もちろん、平馬先輩は芸能人でもない一般人だから、俺は見たこともねえんだが、なぜかめちゃくちゃ笑えるんだ。

検索する時は、「柳沢慎吾 平馬先輩」でググると出てくるから、是非見てみてくれ。ちなみに、関羽にもこの動画の事を教えたんだが、あいつ、はまりすぎて1日10回くらい見てるそうだ。10回は流石にはまりすぎだろ・・・。

じゃあ、今日もおすすめの本を紹介するぞ❗

短歌が上達するための方法を伝授する本

こんな奴におすすめ❗

  • 短歌をこれから書こうと思っている奴
  • 短歌を書き始めたが、上達するためのテクニックがわからない奴
  • 将来は自分の歌集を出してみたいと思っている奴

概要

この本は、木下龍也という歌人が書いている。まだ、30代の若い歌人だが俺はこの歌人の短歌が好きで歌集も持っている。その著者が講師をしている短歌教室をもとに書き下ろされたのがこの本だ。巻頭と巻末には、著者の作品が掲載されている。

第1章 歌人になる では、良い短歌を書くために普段心がけるべき事が書かれてある。

例えば、歌集を多く読んでその中から、ふたり好きな歌人を見つけて、徹底的に真似をしていって欲しいと言う。真似をするのがひとりだと、作品がその人っぽくなって終わってしまうからだそうだ。

また、部屋のなかにとじこもるのではなく、町へ出て短歌の材料を採取していく大切さも書かれてある。

あと、この章で一番俺の心に残ったのは次の言葉だ。

普通の人であれ

「天才による凡人のための短歌教室」(木下龍也著)ナナロク社

この言葉を通して、著者はテレビを観たり、新聞を読んだりして常識を知ることや、時代の空気を知ることの大切さを訴える。常識を知ることで、皆から共感の得られる歌や、逆に普通を裏切る驚異の歌を作ることもできると書いている。

第2章 短歌をつくる では、実際に短歌を書く時に、心がけるべき事が書かれてある。

定型を守ることの大切さを、最初に著者は次のように述べている。

短歌の定型は五七五七七。これが短歌において最大の盾であり剣だ。

「天才による凡人のための短歌教室」(木下龍也著)ナナロク社

著者は短歌を始めたばかりの時は、なるべく字余りしないように言葉の選択や、語順を変えるなどして定型を守ることの大切さを書いている。そうする事で、

短歌のリズムが身に染み込む

「天才による凡人のための短歌教室」(木下龍也著)ナナロク社

から、だそうだ。五七五七七で万葉の時代から、短歌が歌われ続けられているのは深い意味があると俺も思う。(万葉時代にも字余りはあったが)

他にも、助詞を抜くな(助詞とは「てにをは」など)、音を意識しろ(例として意識的に頭韻を使った短歌が挙げられている)、  一首で遊び倒せ(「推敲」を遊ぶという言葉で表現している)、投稿で負けまくれ (新聞や雑誌などへ投稿する事を著者は勧めている)、たくさんつくれ、 すでにある物語やニュースを活用し、裏切れ、など、凄く具体的で参考になるアドバイスを書いてくれている。

第3章 歌人として生きていく では、短歌を書き続けたり、自分の歌集を出したり、自分の書いた短歌をお金に換える事などについて書いている。

この章で書かれている内容は他の短歌の本では、あまり触れられていないが、もし歌人として生きていくのであれば、誰しも直面することだから、凄く重要でためになると思う。

第4章 推敲編 では、一般の人たちの短歌を著者が推敲した結果が紹介されている。実際の短歌の、どこをどう変えればより良い短歌になるか、を分かりやすく書いていて非常に参考になる。

まとめ

この本の、おわりに、で著者はこう述べている。

何度でも言いますが、短歌よりも大切なのはあなた自身です。

「天才による凡人のための短歌教室」(木下龍也著)ナナロク社

この言葉を読んで、俺は思った。著者の心の温かさと、短歌への情熱が、著者を短歌の天才たらしめている、と。

最後に

どこかで、真っ赤な馬体の馬を見たら、関羽に教えてやってくれ。ここだけの話だが、関羽の奴、平馬先輩の動画を馬の上で見ていたら落馬してしまって、赤兎馬が

 

 

逃走中なんだ・・・。

 

 

じゃあな。

(次回は、5月1日(日)に更新予定)

 

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