よう、張飛だ❗今回から、ブログを模様替えすることにした❗歌集などの本のレビューは、ブクログのほうで紹介しているから、ここではおすすめの本のタイトルのみ紹介することとする。
主にはブクログの短歌好きのみんなで結成したブク友ほむほむ短歌会のメンバーの活躍を紹介する『ブク友ほむほむ短歌会会報』をメインにしたい。
そして、最後には今までどおり俺の旅日記や日常のあれこれを紹介する「最後に」のコーナーを掲載することにする。
これからも少しでもみんなにとって読みやすくて、かつ楽しめる内容にアップデートしていきたいと思っているのでよろしくお願いしたい❗
ブク友ほむほむ短歌会会報 No.1
今月掲載された俺の短歌
まずは、9月5日(木)の産経新聞の産経歌壇(小島ゆかり選)に掲載された短歌だ。ペンネームは、石井啄也。
「やる前からダメって何でわかるのよ」彼氏よりぼくが深くうなずく
9月5日(木)の産経新聞の産経歌壇
ある日、図書館を出ようとした時に俺の近くでカップルらしき二人が話をしていた。その時の彼女が彼氏に言った言葉を聞いて、なんか俺に言われてるような気持ちになった。
次は、『NHK短歌2024年10月号』のテーマ「おめでとう/おしあわせに」(枡野浩一選)に掲載された短歌だ。
夏の午後まだ濡れている欄干で並んで虹をみているカラス
『NHK短歌2024年10月号』NHK出版
仕事の帰り道の光景である。虹が出ていたかとかは、はっきり覚えてないけど忘れられない光景だった。
最後に、9月28日(土)の日本経済新聞の日経歌壇(穂村弘選)に掲載された短歌だ。
ランドセル背負ってる子の手の甲に「ぜったいになわとびもっていく」
9月28日(土)の日本経済新聞の日経歌壇
あるテレビ番組で出演者が駄菓子屋に来ていた子供の手の甲に「ぜったいなわとびもっていく」と書いているのに気づいた。子供ははずかしいのか、はにかみながら走っていった。その光景が面白くて短歌にした。
今月掲載された5552の短歌
今月、5552はラジオを含めてなんと5首掲載の大活躍である❗
まずは、NHKラジオの「ほむほむのふむふむ」でほむほむ(穂村 弘)が紹介した短歌だ。
DEATHのつく鼠の餌を床に置く心苦しさとうに忘れて
「ほむほむのふむふむ」NHKラジオ
いきなりのDEATHに、はっとなる。ラジオでほむほむはこの短歌について「本当に忘れていたら、この短歌を作っていない」という内容の事を言っていた。
本当にその通りだなあ、と思った。生命の重さを、改めて感じさせられた短歌だと感じた。
次は、『NHK短歌2024年10月号』 の「短歌写真部」に掲載(カン・ハンナ選)された短歌と写真だ。
「ことば」がひらがなになっているところが「綿菓子」の柔らかい感触に、あっている感じでいいなあ、と思った。俵万智の「人間の感情はステレオタイプではない」という言葉も思いだした。写真も短歌にとてもあっていると感じた。
次に、『NHK短歌2024年10月号』 の題「氷」(川野里子選)に佳作として掲載された短歌だ。
溶けかけたブルーハワイを飲み込んだあれが最後の真夏だったな
『NHK短歌2024年10月号』(NHK出版)
「溶けかけた」と「最後の」が響きあう。「ブルーハワイ」も鮮やかな夏の青空をイメージさせて、とても効果的だなあ、と思った。誰しも忘れられない「ブルーハワイ」のような「夏」があるのかもしれない。
次に、『NHK短歌2024年10月号』のテーマ「おめでとう/おしあわせに」(枡野浩一選)に佳作として掲載された短歌だ。
じんわりとバターを溶かすトーストの熱さがぼくを祝福してる
『NHK短歌2024年10月号』(NHK出版)
「トーストの熱さ」を擬人化したのが、ユニークでいいなあ、と思った。上の句は「ト」が続いていて、声に出すとここちよい感じである。
最後に、フリーペーパー『うたらば』に掲載された短歌だ。
あいみょんを歌ったカラオケ帰りには喉の痛みもここちよい夜
フリーペーパー『うたらば』vol.37
「あいみょん」という固有名詞がとても効いていると感じた。歌ったときの心情を、いろいろ想像できる奥行きのある短歌だと思った。
今月掲載された☆ベルガモット☆の短歌
最後に、☆ベルガモット☆の短歌を紹介したい。『短歌研究2024年9月号』 に佳作として掲載(大辻隆弘選)された短歌だ。
利き手ではなき右の手で「正」の字を幾度も練ず七歳の我
『短歌研究2024年9月号』短歌研究社
左利きの矯正に苦しむ、「七歳の我」の気持ちが凄く伝わってくる。「「正」の字」と細かく描写しているから、情景をはっきり思いえがくことができる。「利き」「なき」「右」と韻を踏むことで韻律もいいなあ、と思った。
☆ベルガモット☆は、連作にも挑戦しているらしい。連作を作ろうとしても、なかなか思い浮かばない俺としては本当に凄いと思った。☆ベルガモット☆の連作をいつか読めるのを楽しみにしたい。
改めて、5552、☆ベルガモット☆、おめでとう❗
ブクログで紹介した歌集『サイレンと犀』岡野大嗣著(書肆侃侃房)
最後に
昨日、俺は友人に会いに大阪へ行ってきた。もし、短歌のイベントがあれば参加したいと思っていたがあいにく、特になし。9月20日に岡野大嗣のトークイベントがあって行ってみたいと思ったが、日程が合わなかったため断念。
そこで、訪れたのが大阪市北区のとあるビルの一階にある書店「葉ね文庫」である。ネットで調べると短歌関連の本が一杯置いてあるという情報だった。
ここから、靴を脱いでなかにはいる。店主の方が短歌や詩が好きなのか、なかには情報どおり歌集や詩集がたくさん置いてあった。
結構古い本もあって、テンションが上がる。嬉しいことに、ずっと探していた「シリーズ牧水賞の歌人たち vol.6 小島ゆかり」があって購入できた。この本は、小島ゆかりの代表歌や、インタビューなどが掲載されていてぜひ読んでみたかったのだ。ただ、13年前の本でなかなか今まで手に入らなかったのである。
本を買ったあと、何でも書いていいという短冊に以前産経歌壇に掲載してもらった短歌を書かせてもらった。
店主の方が、すぐに短冊を貼ってくれてとても嬉しかった。心から感謝したい。また、大阪にきた時は立ち寄りたいと思う。
(次回は、10月27日(日)に更新予定)
張飛さん、おはようございます♪
産経歌壇、日経歌壇、掲載おめでとうございます!
産経歌壇の歌は、なんか面白くて笑ってしまいました。
最初、三人の関係性が私にはわからなかったのですが、解説を読むと、うなだれている張飛さんの姿がみえるようで、クスリと笑ってしまいました。
日経新聞、昨日、どんな歌が載っているのか、コンビニに買いに行ってみたのですが、まだ午前中なのに売り切れでした。
もし買っていたら張飛さんの歌が読めたのですね!
素朴な味わいの歌ですね。
こんなことを歌にしてもいいのだなあと、非常に参考になりました。
今回から張飛さんのブログが様変わりされたのですね!
ブク友ほむほむ短歌会の会報になったなんて、メンバーも増えていることだし、凄いですね。
今月は、5552さんの歌が5首も掲載されていて凄い快挙ですよね!
昨日は大阪に行かれたのですね!
短歌関連の本がたくさん置いてある書店、いいですね!
私は、コロナになってから出不精になり、実は書店に一度も行っていないのです。
本は、図書館か、Amazonです。
数年前までは、仙台の丸善とかジュンク堂によく行っていたのですが。
まこと、お祝いのコメントありがとう!
産経歌壇の短歌に、笑ってもらえてこれ以上嬉しいことはないぜ!短歌を作った甲斐があったよ!俺の短歌で読んでくれる人が時には笑ってもらったり、時にはしみじみしてもらえたらと思って作ってるから。
日経歌壇の短歌も参考になったと言ってもらえて、嬉しい!最近は、少しでも心が動いたことや面白いことがあったら短歌にしようと心がけてる。NHK短歌の今月号の、あの人と短歌でほむほむが言ってた「最初は何を書くのかはっきりとは分からない。でも、書いているうちに、だんだんと自分の書こうとしているものの輪郭が分かってくる」そんな書き方もしてみたいなあ、と思ってる!
日経歌壇、売り切れてたようで残念だ!ぜひ実際にどんな短歌があるか売り切れてない時があれば読んでみてほしい。結構、面白いぜ!それと、ほむほむの評も凄くかっこよくて(第5席まで評がついている)短歌を作る時の勉強にもなるよ!
このブログを始めたときは、まだ短歌を始めてなかったけど、いまは短歌を一緒に楽しんでくれる仲間ができたから、これからはブク友ほむほむ短歌会のみんなに楽しんでもらえるようなブログを目指したいと思ってる!5552の快進撃、本当に凄くてめちゃくちゃいい触発を受けてるよ!
大阪に行くのは、コロナになってからは初めてで楽しかったよ!俺自身は、書店にはよく行くんだけど香川県には歌集を多く置いてる本屋が少ないから、とても貴重な時間だった!来年は、まだ分からないけど出来れば東京などの短歌イベントも参加したいなあ、と思ってる!
張飛さん、おはようございます!
ブログ、リニューアルされたんですね。
産経、NHK短歌、日経での掲載、おめでとうございます!
産経の短歌はわたしも深く頷いてしまいました。
張飛さんも、わたしも頑張れって思いました。
日経の短歌は、かわいらしく懐かしい気持ちになる短歌ですね。
張飛さんの心のなかには、たくさんの風景とひとの生活の情景が詰まってるんですね。
ほんとうはみんなに詰まってるんだと思うんですけど。
短歌に真空パックされたひとたちが輝いてみえるのがいい短歌なのかな、と、思いました。
☆ベルガモット☆さんの短歌が韻を踏んでるのには気づきませんでした。
自分の歌を詠むときにも、他のかたの歌を読むときにも、音にもっと気を配りたいです。これ前にも書いてたような。
私の掲載歌の紹介をありがとうございます。
今月は当たり月でしたね。
滅多にないと思うので、奢らず、卑下せず、気を引き締めて行こうと思います。
葉ね文庫は聞いたことあります。
短歌をお店に飾ってくれるなんて、すてきな試みですね。
歌集が多い書店、近所にほしいです。
来月も会報楽しみにしています!
5552、お祝いのコメントありがとう!
ブログは、これからも少しでもみんなが読みやすくて楽しめるような内容にできるよう頑張って作っていきたい!産経歌壇の短歌に凄く共感してもらえたようで嬉しいぜ!図書館って、静かな空間だから話し声が自然と聞こえるし、意外と短歌の種が一杯あるような気がする!
真空パックされた人たちが輝いてみえるって、凄くいい言葉だな!そう感じてもらえてとても嬉しい!その言葉を読んで木下龍也が本に書いていた「日々、いろいろなものを見て、頭のなかに静止画や動画としてストックしていってほしい」という言葉を思い出したぜ!
韻律については、ほむほむが以前日経歌壇の俺の短歌の評で韻律の良さを誉めてくれたことがあって(2年前くらいのワオキツネザルの短歌)それ以来、なるべく意識するようにしてる!でも、自分でつくる時はあまりうまくいかねえ(笑)
「奢らず、卑下せず」って言葉も、凄くいいな!俺も調子がいいときも悪いときも、そういう気持ちで楽しみながら作歌していきたいと思う!
葉ね文庫、5552も聞いたことあるんだな!新刊から古書までいろんな歌集や詩集があってワクワクしたよ!今回買った小島ゆかりの本はずっと探してたし、1800円が800円になってて嬉しかった!昭和48年くらいに大岡信が書いた紀貫之の本とかもあってビックリしたぜ!大阪に行ったときは、ぜひまた立ち寄りたい!
ブク友ほむほむ短歌会のメンバーの活躍を紹介する『ブク友ほむほむ短歌会会報』まとめてくださりありがとうございます!
私の歌、「利き」「なき」「右」と韻を踏んでいるとは自分でわかりませんでした!
ちょっと硬いかなあと思っていたので嬉しいです!
5552さんは、今回も快進撃ですね!「ことば」がひらがな、上の句の「ト」が続くなど、歌をしっかり味わう楽しさを共有できて勉強になります!
産経歌壇、日経歌壇掲載おめでとうございます!
産経新聞の歌は、早速台詞を効果的に取り入れてますし、他人の話でドキッとさせられる場面を歌にする鋭い観察力が発揮されてますね!
日経歌壇のランドセルっ子歌は手の甲の絵が浮かぶし動きが想像できる素敵な歌ですね!
張飛さんの歌はどれも応援歌のような気がします。
旅日記や日常のあれこれの紹介、同じコメントになってしまいますが一緒に旅をしているようでこれからも楽しみにしています。
皆で合同歌集を作れたらいいのになあと思ったりしました。
Amazonとかで電子化する方法はまだわからないのですが、無料でブク友の皆さんにシェアできるといいですよね♪
☆ベルガモット☆、返信が遅くなって申し訳ねえ!昨日、少しだけ横になるつもりが大阪遠征の疲れか気づいたら完全に寝ちまって朝になってた!
会報は、少しでも楽しんでもらえるような内容にしていきたいと思ってる!☆ベルガモット☆の短歌の紹介も喜んでもらえたようで良かったぜ!気がつかないうちに、韻を踏んでいるってことは音感がいい証拠なんじゃないかなあ、と思う!5552の快進撃、本当に凄くて俺も嬉しくなったよ!
お祝いのコメントも、ありがとう!気づいたら、台詞を取り入れてる短歌が多いからこれからも今回の10月号の内容をしっかり勉強したいと思ってる!日経歌壇の歌で絵が浮かぶと言ってくれて凄く嬉しいぜ!この歌は作るときに、以前読んだ横山未来子の入門書に書いていた、説明ではなく描写することが大事というのを思い出して「小学生」ではなくて「ランドセル背負ってる子」にしたんだ。だから、その入門書のおかげかな、と思う!
旅日記も楽しんでもらえたようで良かった!県外は頻繁には行けねえけど、行けるときは短歌にまつわる場所やイベントに参加してみんなにも楽しんでもらえたらなあ、と思ってる!
合同歌集!めちゃくちゃ面白そうだな!みんなで作れたら最高だな!考えたことなかったけど、俺も合同歌集について、時間があるときに調べてみようと思う!