恐怖!香川の心霊スポット巡礼 禁断の「林田港」編

香川最恐の心霊スポットとはいったいどこか?

僕はこれまで香川県内のいろんなスポットを調べ上げて散々巡ってきましたが、ここほど「ガチ」なスポットを他に知りません。「最恐」と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
今回紹介するスポットは「林田港」です。

林田港のいったい何が「ガチ」なのか、なぜ「最恐」と言えるのか、まずはそこからお話したいと思います。

海底から5台の車。その車内には・・

香川県坂出市にある坂出港。
「林田港」はその坂出港のうち、林田地区に位置する4つの公共岸壁(A号岸壁~D号岸壁)からなる港の通称です。
小型漁船が何隻も係留されていたり、A号岸壁では大型貨物船が着岸していたり、現在もさまざまな用途で利用されている港です。
地元では釣りのスポットとしても有名で、毎日何人もの釣り人が訪れ魚釣りを楽しんでいます。

どこにでもあるようなごくごく一般的な港の風景。
しかし、そんな林田港には表立っては取り沙汰されないある一面がありました。
自殺や車両飛び込み事故が多く、自殺の名所と噂されていたのです。

2003年8月。そんな林田港の不吉な噂を裏付けてしまう、ある奇怪な事件が起こりました。

なんと、岸壁近くの海底に5台もの車が沈んでいるのが見つかり、その車内からは1台に1人ずつ計5人の水死体が発見されたのです。

ことの発端は、同年7月、坂出市のある男性が、「林田に行く」と書置きを残したまま行方が分からなくなったことから始まりました。
その後、男性の家族が坂出署と民間の潜水会社に捜索を依頼したところ、海底に沈んだ車が見つかったのです。
発見された5人は亡くなった時期も異なり関連性はなく、それぞれ自殺したものと見られています。
なお、その5人のなかに坂出市の男性は含まれておらず、いまだ見つかっていません。

後を絶たない自殺者と心霊現象

上記の事件以外にも、林田港では県内のみならず、高知県や愛媛県など県外から来た自殺者も発見されています。

一見、何の変哲もない田舎の港です。田舎と言っても周辺は工業地帯で多くの工場が立ち並び、町並みは無機質ではあるものの、それほど寂しい雰囲気が漂っているわけでもありません。

なぜ、林田港で・・・?
いったいこの港の何が彼らを自らの死へと誘うのでしょうか?

まさか林田港に棲みつく自殺者の霊たちが仲間欲しさに、生きる望みを失った者たちを呼び寄せているとでも言うのでしょうか?

林田港について調べてみました。ここではさまざまな心霊現象が起こるようです。

  • 岸壁に向かって車を停めていると、サイドブレーキをかけているのにも関わらず、車がゆっくりと海に向かって動き出した。
  • 誰もいないのに車の窓をノックされた。
  • 車の後部座席に不気味に笑う女の霊がいた。
  • 海面に立つ白い女の霊を目撃した。

僕が特に気になったのは、
「深夜、A号岸壁に1人でいると、霊感有る無し関係なく高確率で何らかの心霊現象が起こる」という話です。

「霊感有る無し関係なく・・・?マジか・・・」

「やはり林田港には何かあるに違いない」
そう考えた霊感なしの僕は林田港の真実をこの目で確かめようと、霊感なしの友人マートン(仮名)を誘って「深夜の林田港ぶらり旅」を決行しました。

 

香川最恐である所以

深夜0時、マートンの運転するワゴンRで林田港に到着。
まずはD号岸壁の手前に停車しました。

車を降りると、やわらかな潮風の香りと静かな波の音に包み込まれます。

「あれ・・・?」

意外でした。
ここに来るまで妄想に妄想を重ねていた香川県最恐というトゲトゲしいイメージはそこになく、硬く身構えていた気持ちが妙にほどけていくのを感じます。

ここで亡くなった人たちは、何を考えながらここへ来て、何を思いながら海の底へと沈んでいったのか?
怖さや不気味さよりも、寂しさや切なさ、やるせない哀愁を強く感じます。

僕が今見ているこの景色は、自殺した人たちが亡くなる寸前に見た景色。

共有した景色から感情は伝染します。
どこか懐かしさにも似たような感情が鼻の粘膜から脳に浸透してくるのを感じます。

林田港が、まるで久しぶりに再会した旧友のように僕らを「迎え入れてくれている」ような気がしました。

いや、待て。

まさしくこれこそが林田港の真の恐ろしさなのではないか。
この感情に支配される現象こそが香川最恐とされる所以なのではないか。

僕らは「迎え入れられている」のではない。得たいの知れない何かに「呼ばれている」

危ないところだった、林田港という巨大なモンスターの罠にまんまとハメられるところだった。
絶対に気を許してはいけない。隙を見せたらあっという間に飲み込まれてしまう。

心霊スポットというところは、空気に飲まれたら終わりなんです。
ましてや今夜の相手は香川最恐の林田港。
目が覚める思いがしました。
さきほどまでのまやかしの空気が一変します。
まるで海の底にいるような息苦しさ。暗闇の重苦しい圧迫感。
狂気に満ちています。

これはどえらいところに来てしまった。はたして僕らは無事に生きて帰ることができるのだろうか・・・

不安に押し潰されそうになりながら、ふとマートンのほうを振り向くと・・・マジかよ、この人。

ちょっとだるそうに煙草を吹かしながらモバゲーやってるっ!?しかもアイドルマスターやってるっ!!

この超絶緊迫した空気を感じないのか!?無敵なんか!?
どちらかといえば、「林田港」より「深夜の林田港でモバゲーするマートン」のほうが狂気やろ!?

僕「・・・モバマス、イベント中なんやったっけ?」

マートン「うん」

僕「・・・」

マートン「・・・」

噂のA号岸壁を探索

今夜の目的は林田港の真実にせまることです。
噂されているような心霊現象は本当に起こるのでしょうか?

周辺に気を配りながら一番奥にあるA号岸壁を目指します。

こちらは途中のC号岸壁の写真です。

C号岸壁とB号岸壁は同じ直線上でつながっていますが、フェンスとガードレールで仕切られています。

そして「この先 海」の看板。
この向こうが最も心霊現象が起こると言われているA号岸壁です。

車ごと飛び込む自殺者が多いせいか、林田港では、停車した車に乗っているときに心霊現象が起こるという噂が多くあります。
いったんD号岸壁に停めていた車をA号岸壁まで移動させました。

もちろん車は岸壁に向かって停車させました。
エンジンを切りサイドブレーキをかけます。
噂で心霊現象が起こったとされる状態を再現してみました。

僕「どう?何か感じる?」

マートン「いや・・・」

まぁそうすぐには何も起こらんやろうと思いながら、モバゲーに熱中するマートンを車に残して僕は1人でA号岸壁をうろうろしてみることにしました。

どれもA号岸壁で撮った写真です。
海面に立つ白い女の霊を探しながら10分ほどうろうろして撮りまくったんですが、ぶれまくり+わかりにくい写真ばかりです。ごめんなさい。

A号岸壁からは遠くの方に瀬戸大橋の灯りが見え、辺りは静かで打ち寄せる波の音だけが聞こえてきます。
この海底に何人もの人たちが自ら沈んでいったのかと考えると、思わず海面から目を背けてしまいそうになります。
暗い暗い海。

午前1時。

特に何も起こらず、もうそろそろ帰ろうかと車まで戻ると、マートンは相変わらずモバゲーに夢中でした。

僕「どう?車勝手に動いたりせんかった?」

マートン「いや・・・」

念のため後部座席も覗き込んでみましたが、笑う女の霊も乗っていないようです。

僕らに霊感がなさすぎるんでしょうか?
林田港の圧倒的な空気は確かに感じます。
しかし、それ以上の心霊現象には遭遇できませんでした。
また出直そうかとあきらめかけた次の瞬間、

マートン「うわっ!!?」

突然マートンが大きな声を出したので驚いて振り向きました。
何か異変が起きたのか!?

僕「どしたん、マートン!?」

マートン「ガチャチケで杏のSRきたっ!」

僕「・・・」

次はどこの心霊スポットに行こうかなぁ・・・。

 

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