この世で一番あったかくてほろ苦い缶コーヒーの飲み方教えます。

まず失恋してください。

何言ってるんだこいつと思わず、少しだけ話を聞いてもらえませんか?

付き合ってた期間は長ければ長いほどいいです。

イメージとしては半同棲してて周りから「あいつらはもう結婚するだろ」と思われてるレベルがいいです。

たまにUSJなんかに2人で遊びに行ったりもしますし、そのお土産をみんなに配ったりもして、そりゃもう「永遠」ってもしかしたらあるのかもなって自分でも思っちゃうし、周りにも思わせちゃうくらいの空気を醸し出してるレベルです。

 

 

 

別れ方は出来るだけキレイなほうがいいです。

 

 

 

浮気とかで修羅場を迎えてケンカ別れなんかは最悪です。

そんなことは絶対にしないでください。

何よりも大事にしてきた恋人です。むやみに傷つけないでください。

でも、別れのときはまるでそれが必然だったかのように訪れます。

ちょっとした、本当にちょっとしたことがキッカケで、

お互いの価値観が少しずつ少しずつズレてくるのを感じます。

生活リズムの違い、

目にするもの、耳にするものの違い、

時間の流れに対する感覚の違い、

人は誰でも、目には見えなくても、日々変化し続けています。

今までドンピシャだった2人の呼吸が少しずつすれ違い始めます。

そうして、ついには思い描く未来の景色までもが違ってきていることに気がついてしまいます。

あなたは思い悩みます。

気づかないフリをして、ただ過ぎていく時間に身をゆだねるだけの日々を選ぶこともできたでしょう。

でも、

悩めば悩むほど、あなたは思い知ります。

そうやってたどり着く未来がもはや色のないモノクロの世界であること。

2人が同じ景色を同じ感情を持って眺めることはもうできないであろうこと。

2人の幸せにとって、これ以上同じ時間を過ごすことにもう意味はないんじゃないか?

 

あなたとあなたの恋人はお互いのことを知り尽くしているからこそ、お互いの未来のために、お互いを思いやり、何度も何度も確かめ合い、とうとう答えを出します。

 

 

 

もういつもの部屋にいつもの姿はありません。

 

 

 

今、あなたの胸にポッカリと空いた穴を埋めることなんてきっと誰にも出来ません。

 

ちょっと夜道を散歩してみませんか?

 

夜風に当たりながらあそこの公園まで少し歩いてみませんか?

 

ここにあったかい缶コーヒーがあります。

 

1本どうですか?

 

あなたは力なく缶コーヒーの蓋を開けて、ひとくちだけ口にふくみます。

 

そのときの少しホッとした、でも悲しみの抜けない表情がとても印象的で、冬になると今でもふと思い出すときがあります。

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HN:さぬき うどん県在住。11月6日生まれ。AB型。さそり座。辛党のビール派。三十路のおっさんです。 約4年前から「さぬきうどん」「さぬきのぴっぴ」のハンドルネームで活動してきました。 趣味は音楽、将棋、オカルト、お笑い、2ちゃんねる。 1人でいる時間が好きです。1人でいる時間が好きな人も好きです。1人でいる時間が好きな人が好きな人も好きです。→詳細はこちら